コメント
- 高橋源一郎 (作家)
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あの時はなにも変えられなかった。力足りなくて。
でも、今度こそ変える。変えてみせる。映画の力で。
- 千原ジュニア (芸人)
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死んだフリするのはそろそろやめて、
俺ももう一回ヤってやろうと思いました。
- 新井英樹 (漫画家)
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世界を変えたきゃ 自分を変えろ
つぶやくな 吠えろ
「ぶっ殺す」「ぶっ殺せ」だ
描かれた不自由への怒りと衝動に狂喜しました
- 小山明子 (女優)
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こころざしを持った若者たちと女相撲で必死に生きる女たち。
通じ合う心は、この国を変えられるのか。
新鮮でエネルギッシュで、熱い想いに溢れていて、しみじみ心に沁みました。
- 田原総一朗 (ジャーナリスト)
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追い詰められたアナーキーな若者たちと、差別された女相撲力士の結びつき。
過酷な時代の必死の生き方に心を揺さぶられた。
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- 坂手洋二 (劇作家・演出家)
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95年前、関東大震災の直撃を受けた人々が、東日本大震災後の日本に檄を飛ばす。
しっかり四股を踏め、正面からぶつかれ、と。
別れが来るとわかっていても愛しあい、傷つけあう。
振り返ってみればサヨナラばかり。これこそ青春映画!
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- 長谷川和彦 (映画監督)
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「大正アナーキスト」に「女相撲」を激突させる・・・というアイデアには驚嘆した。
「観念」と「肉体」が「乱暴な野合」の果てに、シッカリ「共生」していくさまが素晴らしい。
「無法」を夢見る者には必見の新作だろう。
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- PANTA (頭脳警察)
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瀬々監督がまたしでかした。
菊の香りにむせびながら、いつもいましかないんだよと、テロルの息吹がレンズを弾く。
しかし、とんでもなく荒々しく優しく煮えたぎるような映画が出てきたものだ。
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- 原一男 (大阪芸術大学客員教授/映画監督)
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今、作らなければ! 瀬々監督の危機感、正義感、使命感と作家魂に300%の共感と感銘。
安倍政権の膿が化膿して腐臭を放っている今、この病は、より自由で過激なアナーキズム思想でなければ根治できないと知るべきだ。
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- 山崎ハコ (歌手)
僅か15年の妙な謎の大正時代。菊が揺れ、関東の大地も揺れ燃えた。
ナマズの様に、若い魚達も右へ左へと暴れ出す。その愛おしさったらない。
青い春の映画は、今も青っちい私をチクリと刺した。
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- 森達也 (映画監督・作家)
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聖と俗。希望と暴力。統治と革命。血と涙。差別と共感。男と女。菊とギロチン。
あらゆる相反や連鎖を瀬々敬久は一つの坩堝に入れてかき混ぜる。
常軌を逸したとんでもない怪作だ。
でも、ラストの土俵入りで涙が込み上げる理由は何だろう。
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- 松江哲明 (ドキュメンタリー監督)
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映画史ではごく稀に作品が予言となり、監督が預言者となる場合がある。
本作にもそんな気配を感じずにいられない。
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- 蒼井そら (タレント)
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こんな時代が現実だったんだ。
たった90年前に。
強い女になる、革命を起こす、世界を変える。
どれを取っても覚悟が違う。
今の時代に生まれて良かったと思う自分が情けなく、
鉈で殴られたような作品でした。
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- 鈴木邦男 (元一水会最高顧問)
実にタイムリーな映画だ!いや、映画ではないな。
これは大正アナキストが時代を超えて、
現代日本に投げつけてきた爆弾だ。
今、日本で最も足りないのは情熱であり決起、
そして無鉄砲とも思える「力」の行使だ!
大杉栄が殺害され「報復テロ」を計画。「言葉」は信用しない。
身体の方が先に反応するのだ。革命とはそういうことだ!
彼らは右翼ではない。左翼でもない。その原初型でもない。
それらを超越した「力」だ。「衝動」なのだ!
今の国会でいくら質問しても何も変わらない。
TVでいくら激論を交わしても何も変わらない。
言葉をいくら継いでも、
さらに、それを覆い隠す言葉が対置されるだけだ。
この欺瞞の情況に風穴をあけるのは「言葉」ではない。
行動だ!情熱だ!
一方で本作、女相撲の描かれ方が実に良い。
夫の暴力や家庭問題など抑圧の場から彼女たちは逃げてきた。
しかし、もはや逃げる場所はない。
ここで闘うしかない!そんな現場を官憲が襲う。
土俵の上で外で彼女等は闘うのだ。
アナキストを見て彼女等は苛立ち叫ぶ
「しっかりしろ!」「だらしがないぞ!」と。
もしかしたら、この映画の主役は彼女たちではないか。
革命は私たちが先頭に立ってやる!
あなた達は後をついてきなさい!そう言っているようだ。
確かに革命とはこうして始まるのだ。
日本の全く新しい革命が始まるのだ!